Posted: 2011.03.18 by minママ in
カゾク
そういえば、地震の何日か前に、どこかの浜辺に
イルカが何頭も上がってきて、人の手で海に戻しても
また浜辺に上がってきて、半数近く命を落としたって、そんなニュースがあった。
イルカたちは、きっとなにか尋常ならざるものを察知して
異常な行動にでたのだったか。
ただあの日の14時46分前後のこと、あのときからなにもかも変わってしまった。
いっしょに逃げたはずの家族が、見つからない
引越してきたトラックごと新しい家もみつからない
新品のランドセルに新しいノート、持ち主の子がみつからない
せめてもうすぐ訪れる春の陽射しに、心の中まで暖められますように。
あの人にも、あの子にも笑顔が戻りますように。
こちらは停電にも恐々としなくなり
スーパー、コンビニの白々とした棚にも慣れてきました。
私たちのこの春の予定も変更を余儀なくされます。
来月3日の、チャミの発表会は、延期になるかもしれません。
やはり停電や電車の影響で、全体練習のキャンセルが相次ぎ、
また練習に借りたいホールのほうも使えなくなったり。
先生方のご心配・お悩みは深いです。
「3日の開催はムリでも、いつか必ず練習の成果を発表したい、踊らせてあげたい」
とおっしゃる先生。
「今後のレッスンへの参加はご家庭の判断に委ねる」
とのことでした。
3日を目指してあきらめずに練習に参加します。
お手伝いだって微力ですけど、出来うる限りいたします。
話は戻りますが
被災した(とくに津波の被害が大きかったところ)地域でも
卒業式をやっていました。
おめでとう。
ある小学校の卒業式の、お母さんのお話が印象的でした。
「あの日学校で保護してくれて、こうして親の私たちの手に帰してくれて
卒業させてくれて、ありがとう」
というような内容でした。
リボンが中学校を卒業しました。おめでとう。
4月から高校生。
地震の余波のもろもろで不安の中でも、こうしていくつも節目を迎えていく子供たち。
そんなこどもたちの成長を、できるだけ平常どおりの暮らしの中で
見守っていきます。
会場の体育館は、寒かったです。
床は冷たかったです。
毛布一枚で眠ることを思いました。